市民のためのがん治療の会はがん患者さん個人にとって、
  最適ながん治療を考えようという団体です。セカンドオピニオンを受け付けております。
   放射線治療などの切らずに治すがん治療の情報も含め、
  個人にとって最適ながん治療を考えようという気持ちの現れです。
市民のためのがん治療の会
「市民のためのがん治療の会」平成28年第5回講演会 開催のお知らせ
『これがセカンドオピニオンだ!』

平成28年10月15日(土)13:30 〜 16:30 (受付開始:13:00)
伊勢赤十字病院 多目的ホール やまだ
〒516-8512 三重県伊勢市船江1丁目471番2 TEL:0596-28-2171(代表)

チラシダウンロード(概要および講演趣旨等の詳細)
<講演要旨>(ご講演順)
◎切らずに治す舌がん治療の取り組み-
伊勢赤十字病院放射線治療科部長     不破 信和
頭頸部癌(がん)とは耳・鼻・口腔内にできるがんのことを言います。この領域は体の中に占める割合は僅かですが、話す、聞く、食べる、嗅ぐなど生きる上で極めて重要な役割を担っています。このため機能・形態を温存できる放射線治療の役割は他臓器のがん以上に大きいものがあります。最近では抗がん剤との併用による化学放射線療法により、進行したがんにおいても良好な治療効果が得られるようになってきました。しかしながら口腔内にできるがんではその効果は乏しく、手術が今でも標準治療となっています。当然のことながらその場合、機能は大きく損なわれることになります。通常、抗がん剤は静脈から投与しますが、全身に流れる訳ですので、がんに流れる抗がん剤の量は少なくなります。がんを栄養する動脈に抗がん剤を直接流す方法を動注治療と言いますが、その治療効果は上がるはずです。この動注療法と放射線治療との併用治療を進行した口腔内のがんに対し1992年から行って来ました。改良に改良を重ねることにより、最近では手術と遜色のない治療効果を得られるようになってきました。口腔内のがんの半数を占めるのが舌がんですが、20代、30代の若い年代にも発症し、切らずに治す治療法は重要な意味を持ちます。また抗がん剤の量を減らすことが可能となるため、高齢者にも使える利点があり、その社会的意義は高いものがあります。本講演会では頭頸部がんに対する放射線治療の役割と意義、特に上記の動注併用放射線治療について説明したいと思います。

◎わたしは言葉を失わなかった
患者    石川 賢一
「外に家族の方がいらしたら中に入って頂けますか?」
おそらく舌癌であろう事に2年前に気付き、ガンである事のお墨付きを頂く事により次のステップに進もうとしていた私にとっても、衝撃的な医師の言葉でした。
まして健康そのものと思っていた人が、突然がん告知を受けた際の衝撃は相当なものだと思います。
そんな中、平常心でセカンドオピニオンを受けてみようと前向きに考えつく人は、果たして何割くらい居るのでしょうか。
ガン予防やガン治療の現在に対する情報収集も重要かと思いますが、現在何も感じない所謂健康な人には、毎日激しく精一杯の生活をして欲しいと思います。
それよりも、セカンドオピニオンの重要性を知り、又その術を知る事により、ガン告知を受けた際も慌てる事無く、あなたにとって最善の治療法、最高の医師に出会って欲しいです。

◎これからのがん医療を考える
「市民のためのがん治療の会」顧問    西尾正道
医学や医療の質は、社会経済的な枠の中で作られている医療体制や制度によって規定されている。日本では世界に冠たる皆保険制度があり、世界一恵まれた医療環境にあると言っても過言ではない。しかし一方で、戦後日本社会の発展に伴って健康を害する因子が急増し、「一億総活躍社会」ではなく、「一億総がん罹患社会」・「一億総奇病・難病社会」となりつつある。
こうした複合汚染社会の深刻な事態について情報を共有し、がんとの賢い向き合い方やがん対策のあり方を抜本的に考えたいと思う。
特にTPP協定か締結されれば、従来どおりの日本の医療は存続できない危機を迎えており、極めて深刻な状況なのである。
テーマ これがセカンドオピニオンだ!
日 時 平成28年10月15日(土) 13:30〜16:30 (受付開始:13:00)
場 所 伊勢赤十字病院 多目的ホール やまだ
〒516-8512 三重県伊勢市船江1丁目471番2
電 話 0596-28-2171(代表)
共 催 市民のためのがん治療の会・伊勢赤十字病院
定 員 200名
参加費 無料
特 典 ご参加者に「がんは放射線でここまで治る 第二集」(四六判312ページ)進呈
プログラム
13:30 開会 司会 
伊勢赤十字病院頭頸部外科部長 山田 弘之
13:30〜13:40 開会挨拶
市民のためのがん治療の会代表 會田 昭一郎
伊勢赤十字病院副院長 矢花 正
13:40〜14:40 「わたしは言葉を失わなかった-切らずに治す舌がん治療の取り組み-」
伊勢赤十字病院放射線治療科部長 不破 信和
患者 石川 賢一
14:40〜15:40 「これからのがん医療を考える」
国立病院機構北海道がんセンター名誉院長 西尾 正道
15:40〜15:50 休憩
15:50〜16:25 質疑
16:25〜16:30 閉会挨拶
市民のためのがん治療の会滋賀県支部長 藤井 登

(都合により、日程、講師等に変更のある場合もございますのでお含みおき下さい。)

交 通 電車等 近鉄伊勢市駅 下車 JR参宮線 伊勢市駅 下車徒歩 15分
自動車 駐車場をご利用いただけます。
駐車するには駐車券が必要ですので、受付で駐車券を受け取ってください。
問 合 市民のためのがん治療の会(担当:會田)
Email:com@luck.ocn.ne.jp  電話:09031389165
伊勢赤十字病院(担当:企画課)  電話:0596-28-2171(代表)


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