市民のためのがん治療の会
北海道支部長 播磨 義国
北海道支部長 播磨 義国
「北海道支部長 就任あいさつ」
平成28年3月から北海道支部長を務めさせて頂く事になりました播磨義国と申します。會田代表がよくお話しされますが「永年実績のある支部」ですので、大変責任を感じています。甚だ微力ではありますが、高松顧問や浜下事務局長・スタッフの皆様と協力し合いながら、会員の皆様、ご家族の皆様方のために役立ち、より良い支部運営が出来るよう努力して参ります。何卒宜しくお願い致します。私と会の出会いは10年程前です。肺がんの手術をし、不安な日々を過ごしていた時、地元新聞に会の記事を見つけて入会した時からです。そして「がん患者サロンひだまり」に出会いました。
平成19年9月、西尾院長(現・名誉院長)のご尽力で、北海道がんセンターの一室が解放されて“がん患者サロンひだまり”が発足しました。毎月第三水曜日、13時~15時、月例の患者会で、今年10月現在110回目の例会になりましたが、欠かすことなく、毎月開催し続けております。
この会の顧問をされています西尾先生は、特別な事情がない限り同席され、がん患者さんやご家族の方からの医療に関しての疑問や不安等について、積極的に分かり易くアドバイスをして頂いています。国内屈指のがん治療専門医に同席頂けるという夢のような患者会です。
私は深刻な表情で来られた方が明るい顔で帰って行く姿を、この9年間、数多く見て来ました。各地域に色々な患者会が有ります。専門的医療情報、正しいがん知識を得られる患者会は極々限られていいます。悩みや、同じ部位の患者さんとお話をしたい、聞いてもらいたいと言う事で参加される方もいます。しかし、一番求めているのは医療情報です。これから高齢化率の上昇に伴って二人に一人はがんになる時代です。最重要医療情報を知らされず担当医の意のままにがん治療を行ったと言う事をよく耳にします。
今後、私自身の体験、今まで例会から得た情報、又、他から得られる情報を機会がある度、会員の皆様、ご家族の皆様、そして地域の皆様へ提供して参ります。
そして、がんと共に生きる人々、ご家族の方々へ希望と力を与え、1人でも多くの方から感謝される活動を促進して行きたいと思います。
(2016年10月20日作成)