市民のためのがん治療の会
市民のためのがん治療の会
寛解した患者と主治医によるがん治療の報告

『がんは放射線でここまで治る 第2集発売』


市民のためのがん治療の会
「放射線治療は緩和的な治療に用いられるのかと思っていたが、根治治療にこんなに活用されていることに驚いた」、「放射線治療と言っても、様々な治療法があるのを知ってよかった」、「患者さんの闘病の経験談に涙した」。
これらは去る12月13日にパシフィコ横浜で行われた日本放射線腫瘍学会第27回学術大会 市民公開講座 「がんは放射線でここまで治る」に参加された方々のご感想の一部だ。
この市民公開講座の企画を日本放射線腫瘍学会から委託された当会は、ちょうど『がんは放射線でここまで治る 第2集』の編集を行っていたので、この企画を講演会として展開する案を学会に提案し、受け入れられた。 その狙いは、日本では①放射線治療が手術に匹敵する根治治療法であること、②放射線治療の発達は目覚ましく、放射線治療には様々な方法があること、③患者がどのように放射線治療を理解し、受け入れ、闘病したか生の声を伝えたい、というようなことであったが、はじめに述べた講演会参加者の感想は、見事に我々の狙いに反応していただけた証左であろう。
市民公開講座にご参加いただけなかった方にとってはもちろん、ご参加の皆さんにとっても、患者と主治医がペアになってまとめた『がんは放射線でここまで治る 第2集』は、この面からもご参考になると確信しています。

 市民の立場から医療の情報公開とセカンドオピニオン情報提供を進める「市民のためのがん治療の会」(所在地:〒186-0003東京都国立市富士見台1-28-1-33-303、代表:會田昭一郎)が、寛解したがん患者と主治医によるがん治療の最新事例まとめた『がんは放射線でここまで治る 第2集』を発刊した。

  放射線治療は手術や抗がん剤と違って、治療の機序も実感しにくい治療だが、切らずに済むため身体への侵襲性が低く高齢者の治療にも活用できる。しかも手術と違って、機能・形態を温存できるという大きなメリットがある。今やがん治療は命が助かるというだけでなく、いかに高いQOLを維持しながら治るかを最優先する時代となった。しかし、放射線治療は上手に活用すれば患者にとって非常に有益な治療法だが、わが国では米欧はもとより、東南アジア諸国と比較しても放射線治療の活用が少ないのが実情だ。  このような状況を改善し、患者にもっと有利な治療情報を提供しようと設立されたのが「市民のためのがん治療の会」だ。当会は日本でただ一つの放射線治療の「正しい普及啓発」を標榜・実践しているがん患者団体であり、本年創立11年目を迎えた記念事業の一環として『がんは放射線でここまで治る 第2集』を企画・発行した。

 本書のコンセプトは、10年前に発刊した第1集と同様「寛解したがん患者と主治医によるがん治療の実際」を報告したことにあるが、当時に比べて放射線治療はコンピューター・テクノロジーの爆発的な進歩の恩恵を最大限に活用し、驚くべき高精彩度の照射が可能となった。  今までは不可能だった放射線によるピンポイント治療も可能になり、手術と肩を並べる堂々たる「根治治療のための」手段へと表舞台に躍り出たのである。しかも、身体に負担が少なくQOLも高いという目覚ましい治療効果を上げている。本書は、最新の放射線治療によって重度ながんから復活した患者と主治医のからの実際の治療報告であり、QOLが高い最適ながん治療を検討している患者や家族の皆さんの力強い味方になるはずだ。



●主な内容

第1章 今、がん治療を考える
    進歩するがん診療の恩恵を享受するために

第2章 がん症例と放射線治療
・ラルス(リモート・アフター・ローディング・システム)で治す進行子宮頸がん
・重粒子線治療による局所進行子宮頸部がんの寛解
・前立腺がんに対する小線源治療-高リスク症例に対する応用
・腎細胞がん術後の多発肺転移(動体追跡放射線治療システム)
・子宮頸部腺がんを重粒子線で克服
・サイバーナイフで乳がんの脳転移を克服など
・原発不明がん(Ⅳ期の肺がん/転移性骨腫瘍)の放射線治療による寛解

第3章 放射線機器解説

監 修 西尾正道
編 纂 沖本智昭
編 者 市民のためのがん治療の会
発行人 會田昭一郎
発行所 市民のためのがん治療の会
体 裁 四六判312頁
定 価 1200円(本体+税)
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*本書は一般書店では販売しておりません。安心な食と暮らしを提案する「安全すたいるオンラインショップ」でお求めください。

●内容等に関する問い合わせ
市民のためのがん治療の会(担当:會田昭一郎)
FAX:042-572-2564
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